車両ラッピングする目的にはいくつかあります。まずバスや配送車、営業車両などに多いのが宣伝広告です。動く宣伝広告車として用いられており、特に大きな路線バスなどは様々なラッピング広告が行われているのをよく見かけます。動いている車両に貼るので、一瞬でインパクトを与えることが大切です。

二つ目にオリジナルなカラーリングやデザインを楽しみたいときに用いることができます。ノーマル車にはないカラーをラッピングすれば、非常に目立ちます。ルーフやボンネットだけを部分的に行えば費用を抑えることができます。もちろんフルラッピングを行えば、オリジナルにはない雰囲気を醸し出すことも可能です。

ラッピングのメリットを挙げると、塗装にはない質感を演出することができることや、人との差別化、とび石や紫外線からボディを守ることもできます。そしてもう一つ重要なのは、一度貼り付けたフィルムを簡単に剥がすことができるということです。これは塗装にはできない重要なメリットです。将来的に売却するときにはきちんと剥がして、元の状態に戻した上で売却することができるわけです。

その間、ボディも守られるので綺麗な状態で売却することができます。ただデメリットがないわけではありません。それは塗装よりも費用が高くなってしまうことがあることや、傷をつけてしまった場合に補修が難しくなってしまうことがあることです。その点だけ注意して行っていくことをおすすめします。