車をカスタムする方法は色々な種類がありますが、外観を好みのデザインにする事が可能な「カーラッピング」の人気が高まっています。カーラッピングにはどのような特徴やメリットがあるのか、確認して検討してみましょう。外観の色やデザインを変更するには全塗装という方法もありますが、カーラッピングはこれに代わる物として注目されています。樹脂フィルムを貼り付けるという施工方法で、下処理などの必要がありませんので施工時間が短いというのが特徴です。

そしてデザインの自由度が高いという点も魅力となっています。パソコンなどでデザインを作成するので、全塗装と比較して複雑なデザインや写真からの転写も可能です。またフィルムをラッピングするという施工は、簡単に剥がす事ができる事が大きなメリットです。デザインを変えたい場合なども気軽に付け直す事ができますので、全塗装の場合と比べてコスト的にも抑える事ができるでしょう。

フィルムを剥がす事ができる利点としては、施工前の状態に戻す事が可能な点もあります。全塗装した車は中古車として販売する場合には価値が下がる傾向があり、査定額が低くなる事もあります。一方でカーラッピングは元に戻せますので、査定額が下がりにくいという事も人気の要因です。日光や雨などから車体を守り、塗装面に傷が付きにくいというメリットも挙げられます。

このような色々なメリットがある事から、一般乗用車の他にもバスやトラックなど幅広いシーンで利用されています。